哀悼の意をこめて

昨日の朝、ベーシストのT先輩から連絡があった。以前何度か共演したドラマー、高山和幸くんが朝早く脳腫瘍のため亡くなったという内容であった。

僕より10歳近くも若い彼は、誰に対してもいつだって腰が低く、それでいて朝まで飲んでもしっかりとしていて好青年と言うか、そんな一言で言い表せない素晴らしい人格を持った人間だった。人に対する気遣いを惜しまず、ドラムの音にもそう言う人柄が出ていたと思う。彼とは少ない共演だったけれど、とても印象深く、色々と学ばせてもらった。彼のような一緒にいて楽しい人間と、もっともっと一緒に演奏したかったと思う。

彼の故郷は遠く、残念ながら今は線香をあげにいくことは出来ない。ささやかながら昨日は部屋から一人彼の故郷の方角へ黙祷を捧げさせていただいた。彼への感謝が少しでも届いていれば嬉しく思う。

そして微力ではあるが、僕のブログに書く事で彼の生きた証を刻んでおきたいと思う。彼は間違いなく同じ時代に生き、存在していた。勿論彼との思い出は、僕を含め彼に関わった人々の記憶の中にしっかり刻まれ、これからも生き続けるだろう。

高山くん、ありがとう、そして、安らかに。